浦和レッズVS名古屋グランパス
2009年7月25日(土)J1第19節
19:03分試合開始 埼玉スタジアム2002
観客数:44976人 気温:28.6度
芝状況:全面良芝乾燥
湿度:74% 天候:晴れ 風:強風
主審:村上 伸次
副審:山崎 裕彦・高橋 佳久
| 0 | 0-1
0-2 | 3 | |
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| 得点者 | 玉田 圭司(前半14分)
玉田 圭司(後半16分)
ケネディ(後半27分)
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| 警告・退場 | |
交代 | 33' | OUT | 高橋 峻希 | | | 交代 | 76' | OUT | マギヌン | |
| | | IN | 山田 直輝 | | | | | IN | 吉村 圭司 | |
| | 68' | OUT | 高原 直泰 | | | | 81' | OUT | ケネディ | |
| | | IN | エスクデロ セルヒオ | | | | | IN | 巻 佑樹 | |
| | 73' | OUT | ポンテ | | | | 86' | OUT | 小川 佳純 | |
| | | IN | 西澤 代志也 | | | | | IN | 杉本 恵太 |
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8 | シュート | 12 |
0 | 枠内 | 8 |
7 | GK | 13 |
16 | 直接FK | 11 |
6 | 間接FK | 4 |
1 | CK | 5 |
3 | オフサイド | 6 |
64 | キープ率 | 36 |
0 | PK | 0 |
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位置 | No. | 選手名 | 先発/控え | 位置 | No. | 選手名 |
GK | 1 | 山岸 範宏 | 先発 | GK | 1 | 楢崎 正剛 |
DF | 6 | 山田 暢久 | DF | 32 | 田中 隼磨 |
DF | 2 | 坪井 慶介 | DF | 4 | 吉田 麻也 |
DF | 22 | 阿部 勇樹 | DF | 5 | 増川 隆洋 |
DF | 33 | 高橋 峻希 | DF | 6 | 阿部 翔平 |
MF | 3 | 細貝 萌 | MF | 10 | 小川 佳純 |
MF | 13 | 鈴木 啓太 | MF | 7 | 中村 直志 |
MF | 24 | 原口 元気 | MF | 13 | 山口 慶 |
MF | 10 | ポンテ | MF | 8 | マギヌン |
FW | 19 | 高原 直泰 | FW | 11 | 玉田 圭司 |
FW | 17 | エジミウソン | FW | 16 | ケネディ |
GK | 23 | 都築 龍太 | 控え | GK | 30 | 広野 耕一 |
DF | 20 | 堀之内 聖 | DF | 3 | バヤリッツァ |
DF | 21 | 永田 拓也 | MF | 14 | 吉村 圭司 |
MF | 27 | 西澤 代志也 | MF | 24 | 福島 新太 |
MF | 34 | 山田 直輝 | FW | 17 | 巻 佑樹 |
MF | 8 | 三都主 アレサンドロ | FW | 18 | 津田 知宏 |
FW | 15 | エスクデロ セルヒオ | FW | 19 | 杉本 恵太 |
フォルカー フィンケ | 監督 | ストイコビッチ |
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【J1:第19節 浦和 vs 名古屋】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント
フォルカーフィンケ監督(浦和):
「スタジアムに訪れた下さった多くの観客のみなさんは、今日はがっかりして家に帰ることになったと思う。そのことについてはハッキリと謝りたい。大分での 敗戦の後に、今日はホームでの試合ということもあり、しっかりと勝点3を取りたかった。しかし、必ずしも私たちが願っていることが叶うとは限らない。今日 に関しては、願っていたことよりも現実の方が厳しく、どうしても勝ちたいという願いが強かったからこそ、ゲームに悪い影響を与えてしまったのかもしれな い。
今日は相手にリードされて非常に難しい試合になってしまい、うちの選手らしくないミスを何度も繰り返してしまった。非常に視野が狭くなってしまい、何度も ミスを犯した選手もいたし、非常にガッカリされるような内容だった。しかし、2連敗をしてしまったというのは事実だし、できる限り多くのことをここから学 んでいきたい。今日ここを訪れてくれた観客のみなさんだけでなく、我々監督、選手たち全員がとても落胆していることをみなさんにも理解していただきたい。 そして同時に、私たちが今日の試合で起きたことを教訓として、次の試合につなげたいという強い意志を持っていることも忘れないで欲しい。
後半開始から約20分間は私たちも悪くなかったし、こちらの方が押していたと思う。その時間帯で生まれた得点チャンスをしっかりと決めることができず、後 半20分ぐらいから段々あちらの方がよくなってきて、実際に彼らは得点チャンスをゴールにつなげることができた。0対2になった段階で、非常に厳しいゲー ムになることは分かっていたが、それでも後半開始からの20分間は悪くなかったということも忘れてはいけない。8日間で3試合を行なわなければいけない が、最初の今日の試合で悪い結果を残したという現実だけではなくて、さらにケガ人が増えそうだという厳しい状況もある。山田直輝と坪井に関しては、今日は リスクを犯して彼らを起用した。しかし、今日の試合でもまたケガ人が出てしまった。この1試合目というのが、私たちに厳しい状況を呼び込んでしまったが、 2試合目、3試合目に向けてできる限りのことをして準備していきたいと思っている」
Q:選手の視野が狭くなった原因のひとつにケネディの存在があったと思うが、実際に対戦してみてどうだったか?
「私はひとりの選手の存在よりは、やはり0対1で相手にリードされてしまったという状況の方がチームに大きな影響を与えてしまったと思っている。もちろ ん、今なぜ私たちが敗戦してしまったのかということについて言い訳を探すつもりは一切ない。しかし現実として、ケガ人が出て、例えば阿部は約4分、5分 間、ロッカーに戻って、緊急の治療を受けなければならなかった。そして現時点でもまた治療を受けている状況だ。そしてまた様々なこと、ポジションの変更な どもあったし、リードされている状況、それからこちらにケガ人が出たことによってのポジションチェンジ、様々な要素が加わって、不安定なプレーを見せてし まったのではないかと思っている。ケネディというひとりの選手が相手にいたということが大きく影響したとは思っていない。しかし、彼は彼に求められていた であろうヘディングのゴールを決めたわけだし、空中戦でも強さを発揮していたのは事実。今後も彼はチームにとっていい仕事をするかもしれない」
Q:勝ちたい気持ちが強過ぎた場合に、それを修正する手段はなかったのか?
「サッカーではよくあることだが、選手たちはハーフタイムで様々なことについて話し合いをして、強い意志を持ってまたロッカーを出た。私たちの3人の FW、それから3人の中盤の選手ともしっかりと話し合いをして、どのような形で後半プレーしたいかと。そして実際に後半開始から約20分までは悪くはな かったと思っている。3回から4回の危険な状況を作り出すことができていた。
ただし、残念ながらそれらのチャンスをゴールにつなげることができなかった。私たちが押している状態だったにも関わらず、0対2となるゴールを決められて しまうと、選手たちも『今日は難しい試合になるのではないか。勝つのは非常に厳しくなってしまうのではないか』とピッチの上で感じてしまう。最終的に不安 定なプレーをして視野が狭くなったというのは確かにあるが、これはやはりサッカーではよくあること。0対1のあとになんとかゴールを決めようと努力してい るにも関わらず、0対2のゴールを決められてしまった。そうなると、どうしても不安定さが広がってしまうのは仕方のないことだと思う」
Q:今日右のエンドを取ったのは風の影響を考慮したから?
「試合開始の直前に主審と両チームのキャプテンがどちらのエンドで試合を始めるか決めるわけだが、どのような結果があって、啓太(鈴木)がどのような判断 をしたのかは一切知らない。私の今までの経験からいくと、本当ならばこのような強い風が吹いているときには逆に風に向かってプレーする方がいい。あまり ボールが早くなることがないから。ただし、それはひとつ置いておいて、はっきりと言っておきたい。今日のこのスタメンで私たちがプレーしたことは今まで一 度もなかった。そして、私たち浦和レッズでさえ、2連敗することもあるということ。これはサッカーの常識だと思う。私たちは今シーズンに入って様々なこと を変えている。『改革の年』という話があるが、プレースタイルを変えている。それから今まで以上に非常にたくさんの若手選手を起用している。彼らもこれか らまだまだ様々な経験を積んでいかなければいけない選手たち。
今日の敗戦の理由というのが、風のせいであったとか、審判のせいであった、もしくは芝生が短過ぎた、そういうことを言っても何も始まらない。理由はやはり 集中力が足りなかったこと、戦術的にまだまだ直さなければいけないところ、改善しなければいけないところがあったのは事実だと思う。これが今日の敗戦の理 由だと思う。しかし、私たちのことをしっかりと信じて欲しい。私たちはこれから数日間しっかりとした集中した仕事をして、これらのポイントを改善して、次 の試合に向けて準備をしていきたいと思う」
yahoo戦評
名 古屋は序盤からサイドチェンジを有効に使い、リズムをつかむ。前半14分には小川がゴール前で粘って折り返し、ボールを受けた玉田が落ち着いて先制点を奪 取。その後も右サイドの小川から再三チャンスをつくる。浦和のベンチもたまり兼ねて、同33分には左サイドバックの高橋を下げて、負傷明けの山田直を投 入。すると、少しずつ浦和にリズムが生まれる。だが、浦和は反撃に出始めた矢先に追加点を許してしまう。再び流れをつかんだ名古屋は、その後もサイド攻撃 で圧倒し、敵地で勝利を飾った。
2009年07月31日第19節 REDS TV GGR 名古屋グランパス戦ダイジェスト