浦和レッズVS清水エスパルス
2009年8月2日(土)J1第20節
18:03分試合開始
埼玉スタジアム2002
観客数:45186人 気温:24.6度
芝状況:全面良芝水含み
湿度:90% 天候:雨 風:無風
主審:
扇谷 健司
副審:
宮島 一代・
西尾 英朗
| 0 | 0-0
0-1 | 1 | |
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| 得点者 | 枝村 匠馬(後半25分)
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| 警告・退場 | |
交代 | 74' | OUT | 平川 忠亮 |
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| 交代 | 81' | OUT | 岡崎 慎司 |
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| IN | エスクデロ セルヒオ |
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| IN | 原 一樹 |
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| 74' | OUT | 鈴木 啓太 |
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| 83' | OUT | 兵働 昭弘 |
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| IN | ポンテ |
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| IN | 山本 真希 |
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| 84' | OUT | 山田 暢久 |
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| 87' | OUT | 枝村 匠馬 |
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| IN | 西澤 代志也 |
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| IN | 高木 純平 |
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13 | シュート | 9 |
7 | 枠内 | 4 |
13 | GK | 10 |
14 | 直接FK | 11 |
4 | 間接FK | 2 |
3 | CK | 5 |
2 | オフサイド | 6 |
62 | キープ率 | 38 |
0 | PK | 0 |
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浦和 | GK | 23 | 都築 龍太 |
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| 清水 | GK | 29 | 山本 海人 |
| DF | 6 | 山田 暢久 |
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| DF | 25 | 市川 大祐 |
| DF | 2 | 坪井 慶介 |
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| DF | 3 | 青山 直晃 |
| DF | 22 | 阿部 勇樹 |
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| DF | 5 | 岩下 敬輔 |
| DF | 14 | 平川 忠亮 |
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| DF | 2 | 児玉 新 |
| MF | 13 | 鈴木 啓太 |
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| MF | 8 | 枝村 匠馬 |
| MF | 3 | 細貝 萌 |
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| MF | 7 | 伊東 輝悦 |
| MF | 34 | 山田 直輝 |
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| MF | 16 | 本田 拓也 |
| MF | 24 | 原口 元気 |
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| MF | 13 | 兵働 昭弘 |
| FW | 19 | 高原 直泰 |
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| FW | 23 | 岡崎 慎司 |
| FW | 17 | エジミウソン |
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| FW | 18 | ヨンセン |
ベンチ |
| GK | 1 | 山岸 範宏 |
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| GK | 21 | 西部 洋平 |
| DF | 20 | 堀之内 聖 |
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| DF | 4 | 太田 宏介 |
| MF | 33 | 高橋 峻希 |
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| MF | 14 | 高木 純平 |
| MF | 27 | 西澤 代志也 |
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| MF | 6 | マルコス パウロ |
| MF | 8 | 三都主 アレサンドロ |
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| MF | 17 | 山本 真希 |
| MF | 10 | ポンテ |
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| MF | 10 | 藤本 淳吾 |
| FW | 15 | エスクデロ セルヒオ |
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| FW | 11 | 原 一樹 |
| 監督 |
| フォルカー フィンケ |
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| 監督 |
| 長谷川 健太 |
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090802 第20節 浦和レッズ対清水エスパルス戦ハイライト
Yahooスポーツ戦評
序盤から浦和がショートパスにサイドチェンジを織り交ぜながら、ボールを支配する。前半33分には 原口のクロスをエジミウソンがフリーで受けたが、決定機をものにできず。後半は攻勢を掛け続ける浦和に対し、清水がさらに守りを固めたため、こう着状態 に。互いに決定機をつくれないままに時間は進む。試合が再び動き出したのは、後半25分だった。清水が一瞬のすきを突き、枝村のゴールで先制。その後は浦 和が激しく攻め立てるが、最後まで得点が奪えず、3連敗を喫した。
【J1:第20節 浦和 vs 清水】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント
フォルカーフィンケ監督(浦和):
「数人の方は不思議に思うかもしれない。もちろん今日敗戦したこと、勝点を取れなかったことは残念だが、だからといって今日の試合を見て、私が不満足とい うことはない。しかし、もちろんサッカーではどうしても結果が求められるのは理解している。実際に、私たちは現在とても難しい状況に立っているし、ここ数 試合得点をできていない。そのことは、しっかりと分析しなければならない。だが、それでも今私たちが進もうとしている道の全体を把握して欲しい。私たちは とてもいい方向に進んでいるし、今日の試合も決定機はたくさん作り上げていた。
そして、これから中断期間に入る。正直なところ、この中断期間も随分と短いなと思うが、我々のメンバーにはたくさんの疲労を抱えてしまっている選手がい る。本当ならばこの中断期間が2週間前にあればなと思っている。ただし、やはりこれだけたくさんの試合をこなして、連戦も何度もあったし、8日間で3試合 を行なわなければいけない状況も何度もあった。どうしても疲労が溜まっていて、ピッチの上でも、通常ならば見せることができていたプレーを見せることがで きていない、そのような状況に至ってしまった選手がいる。6週間前ならば、今日の試合で1得点、2得点決めることができるような状態の選手もいたと思う。 しかし、最終的には今日もゴールを決めることができなかった。結果として、ゴールを決めることができなければ、勝利を収めることはできない。これが今日の 試合のまとめではないだろうか。
私たちは、これから3日間をかけてメディカルチェックを行なうことにしている。この体力測定によって、各選手の身体の状態をしっかりと見極めることがで きるし、それらの結果によって、選手に正しい負荷をかけていきたい。選手たちには予定どおりオフを与える。回復させることは大切なので、この3日間の測定 のあとに数日間、全選手にオフを与えるつもりだ。その間に身体だけではなくて、メンタル面でもしっかりとした回復を図ってチームの練習を始めたい。そし て、できる限りいい準備をして、アウェイでのガンバ大阪戦に臨みたいと思う。
もちろん落胆しているサポーターのことはよく分かる。しかし、実際に私たちが進もうとしている道を忘れないで欲しい。今日のような試合で勝点を取れない ことは非常に残念なことだが、それでもチームのなかには今どうしても新しい道を進もうとして努力をしてきて、疲労が溜まってしまった。だからこそ今、回復 をしなくてはいけない状況になってしまっている。このような選手たちがたくさんいるということを、みなさんにも理解していただきたい。今後も、進み始めた 道をしっかりと歩んでいこうと思う」
Q:シュートをせずにパスをするシーンが何度か見られたが?
「選手たちはできる限りシュートまで持ち込もうとする努力をしていると思う。今日の試合だけではなくて、ここ数試合でも、私たちは何度も何度もシュートを 打っていたと思うし、シュート数ということだけを考えれば、そう悪くはなかったと思っている。今日の試合も、最後の4、5分だが、何度も何度も相手のゴー ルに迫ったし、もう少し幸運が手伝えばゴールを決めることもできたのではないだろうか。
試合終了間際に、ボールがゴールエリアの中を通って、あとゴールまで2メートルぐらいのところで、うちの2人の選手がスライディングしたわけだが、それで もゴールを決めることができなかった。もちろん状況によっては幸運も必要だったと思うし、今後も私たちはできる限りたくさんのゴールを決めていきたいわけ だが、そのためには今後もたくさん得点チャンスを作り出すことが大前提になる」
Q:4連敗した理由として、疲労だけでなく、もう少し具体的なことを挙げるとしたら?
「今このような状況で、このような質問が出ることはよく理解できる。私たちのチームがここ数試合勝利を収めることができていなかったのは、ゴールを決める ことができていなかったから、決定力不足だったからということもあるかもしれない。私たちのチームのなかでは、エジミウソンがゴールを決めないとなかなか ゴールが生まれないのが現状。高原もチームのために非常に努力をしているし、チームのために動き回っている。原口元気も一生懸命チームのために走り回っ て、何度かシュートも打っている。しかし、この2人の選手に関して、それ以外の選手に関しても言えることだが、現時点では決定力が足りないということもあ るかもしれない。
しかし、トルコでもそうだし、ヨーロッパ全体を見渡してもそうだし、この国でもそうだと思う。ゴールを決めることができなかった場合、どのような解決案が 考えられるか。ひとつのやり方として、毎シーズン20得点を約束してくれるような選手を買うこともできると思う。しかし、そのようなことを私たちは考えて いない。今後もこのチームでしっかりとした仕事をして、このチームを成長させていくことが非常に大切だと思う。現時点では、決定力不足ということがあるか もしれないが、ひとつここで皆さんにお約束することができる。今、私たちが入っているこの『穴』というのは、必ずいつか終わりがあるわけだし、再びゴール を決めることができる試合というのも必ず訪れることだろう。
場合によっては、スポンサーの方が非常に力を入れてくれることによって、私たちに何億という資金を与えていただいて、それによって新しい選手を買うことができるかもしれない。もしそのような意見がおありでしたら、いつでもオープンにお話することができると思う(笑)」
Q:監督自身は移籍、獲得については考えていないのか?
「そのようなことは公の場では話さない方がいい。実際にもしそのような予定があったとしても、私が途中経過についてここでお話しすることはない。やはり物事が決まってから発表すべきだと思う」
Q:日本の夏がこれだけ厳しいことは想定内だったか?
「日本は湿度が高い、気温が非常に高い、そのなかで私たちは非常に運動量が求められるサッカーをやっている、だからなかなか勝利を収めることができないと 言ってしまうのは簡単だと思う。しかし、これは私たちだけの問題だろうか。Jリーグ全体を見渡すと、特に上位に進出しているチームが、ここ数試合勝点を収 めることができない状況が続いている。その代表格は鹿島アントラーズではないだろうか。私が覚えている限りでは、ここ4試合で、彼らは勝点2しか取ること ができていない。2敗して、二度引き分けている。なぜ上位に進出しているチームが勝点を取ることができないのか、それはACLの影響もあるし、ナビスコ カップの試合もあるということで、連戦が続いたこと、『イングリッシュウィーク』が何度も続いたこと、これも大きなひとつの要因だと思う。このような疲労 度が高まってしまったため、選手たちがなかなかいいプレーを見せることができない、これは確かにひとつのポイントだと思う。
しかし、それ以外にもひとつ忘れてはならないポイントがある。それはたくさんのケガ人がいるということ。どの選手に休みを与えることができるのか、何度も 何度も連戦で試合に出ていた選手に、一定の休みを与えることができるか。たくさんのケガ人がいれば、なかなか休みを与えることもできない。気候によって選 手たちに疲労が溜まっているというのは確かにあるかもしれないが、私たちが置かれている、ケガ人が多かった、台所事情が非常に厳しかった、これもひとつの 忘れてはならないポイントではないだろうか」
Q:選手の意識が強過ぎて、うまくいかないという面もあったのか?
「このような状況のなかで、メンタルが強い選手が少なくとも3、4人必要だというのは事実。これらの選手というのは、特に厳しい試合状況になったときこ そ、彼らの高い質を発揮してくれる。味方の選手をサポートしたり、お互い助け合ったり、それからコーチングをしたり。強いチームとしての意思を保つことが できるような選手というのが、必ず必要だと思う。
特に今日のような試合で、何度も何度も得点チャンスを作り出していて、3度、4度ゴールを外してしまう、このような状態になると、『なんでまた入らないん だ』と文句を言うよりは、『最も今やらなければならない大切なことに集中しなくてはならない』、これこそが、本当の意味での強い意志を持った、メンタル的 な強さを持った選手だと思う。そのような質を持った選手が闘莉王であることは間違いない。このような質を持った選手がいて、このような厳しい状況が打開で きるのではないだろうか」