川崎フロンターレVS浦和レッズ
2010年11月27日(土)14:04 試合開始 等々力陸上競技場
観客数:19,411人
気温:14.1度
芝状況:全面良芝乾燥
湿度:46%
天候:晴れ
風: 弱風
主審:飯田 淳平
副審:相樂 亨・五十嵐 泰之
2010年11月27日(土)J1第33節 川崎フロンターレ対浦和レッズ戦ダイジェスト動画
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セルヒオ得点
後半から途中出場の細貝が中央付近で相手選手に激しいプレスを掛けボール奪取志ポンテへ
⇒ポンテが前を向きドリブルしながら⇒前方左から右へ走りこんだエジミウソンにパス。
⇒峻希へ少し戻すパス⇒エリア内に入ったポンテへパス⇒峻希が相手DF 陣を二人引き連れポンテの前へ走りこむ。逆方向からセルヒオが寄ってくる。ポンテはそれを利用して反転し前を向く。⇒
ポンテは対峙する中村の股抜きパス。⇒受けたセルヒオが反転シュート。
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Yahoo戦評開始早々に矢島のヘディングシュートで先制した川崎F。自陣に人数を掛けて守備を安定させ、前線にロングボールを送ってチャンスを創出する。しかし、押し気味の展開のまま入った後半で、なかなか追加点を奪えない。すると、選手交代を境に主導権が浦和へと移行してしまう。後半30分にエスクデロにニアサイドを破られる同点弾を許すと、その後も彼の鋭い動きにかき回された。これに対し、最後の局面で体を張り、勝ち越し点は許さず。勝ち点1を分け合う結果となった。
- 【J1:第33節
川崎F vs 浦和】高畠勉監督(川崎F)記者会見コメント - 【J1:第33節
川崎F vs 浦和】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント「前半1分での失点がどうしても選手に対しての悪影響を与えてしまったところはあったと思います。だからこのような厳しい状況になってしまったからこそ、
すべての選手たちが最初からとても強い戦う意志を見せて、そしてお互いに助け合いながらプレーをしていく、という強い意志を見せつけねばなりませんでし
た。そしてこのような姿勢によって私たちは後半に入ってからあのような優れたパフォーマンスを見せることができたんだと思います。すべての選手たちが同じ
目標を持ち、同じ方向を向いて一丸となって戦っていましたし、このような一丸となった戦う姿勢を見せられたのは、一人の監督としてとても大きな喜びを後半
からは感じることができました。
確かにこういう状況で、日本の一部の私を常に批判してきた方が、また勝点3を取れませんでしたねと言ってくるかもしれません。ただしひとつ忘れてはいけな
いのが、私たちのチームが着実に成長してきたということ。そしてそのプロセスの結果を今日の後半に見ることができたということです。これだけの姿勢を選手
たちも見せてくれたわけですし、そういう意味では確かに勝点3が取れなかったのは悔やまれることですが、それでも後半のパフォーマンスの質の高さは喜びを
感じ取ることができます。
唯一足りなかったのは最後の最後のラッキーパンチではなかったでしょうか。例えば93分の時点でエジが相手のゴールの前で、あの時点でゴールを決めていれ
ば、珍しく私たちがロスタイムで勝点を得るということが起きていたわけですから」
Q:立ち上がりの失点以外にも、前半の45分間に集中に欠けるプレーがたくさんあったように感じられたんですが、その理由は?
「私が得た印象ではとても早い時間帯に失点してしまって、多くの選手達にひとつの不安が生まれてしまったと思います。そして連戦によって溜まっていた疲労
が出てくるのを許してしまいました。ただしそういう事は本当はあってはなりません。姿勢からして自分たちは疲れていないと自分たちに対して言い通さなけれ
ばならないのです。
相手も同じように疲れていたわけですから。それと後もう一つ忘れてはならないのは、今日ピッチの上では何人かのシーズンを通して試合に出ることが出来てい
なかった選手が立っていたという事です。たとえば堀之内です。堀之内はここ3試合連続でスタメンででいていたわけですが、この連戦がさすがに大きな疲労を
彼の体に与えていました。
相手の中村憲剛選手に対してあまりに多くの自由を前半に与えていました。それによって彼がとても正確なパスを前線に配給することが出来ていたわけです」
Q:堀之内選手を代えたのを含めて、後半にメンタル面を含めてどのような修正があったのでしょうか?
「こういう前半の後に大切だったのは、私たちがハーフタイムに選手たちにポジティブな事を言ったことです。例えば勇気を与えなければならない。自信を与え
なければならない。そしてみんなで一丸となって最後まで戦っていこう。そしてこの戦う意志を貫いていこう。そうすればかならず得点チャンスが生まれる。そ
してさらにそういう姿勢だけでなく新鮮な新しい戦力。今回は交代によって新しい戦力、新しい選手を入れたことによって、チームに新たな刺激を与えました。
これらの結果だと思います。
そして一つ大切な要素があります。それは私たちのチームを象徴している多くの若い選手たちがたくさんの経験を積んできたことによって自分自身のプレーに対
して本当の意味の自信を持ち始めたということです。例えば、前半にあまりよく行っていなかったとしても、後半に入ってから自分の優れたパフォーマンスを今
度こそ見せつけてやろうという強い意志を持ってゲームに入れるようになりました。後半に臨めるようになりました」
Q:あの時間帯に鈴木啓太を入れた狙いを。
「今ここ数週間の彼らのパフォーマンスを考えれば、あの時点で彼を入れるのは妥当だと思います。啓太はとても長い間ケガによって離脱していた訳ですが、こ
こ最近の練習試合でとてもいいコンディションを取り戻すことができました。そして彼が持っている能力を考えれば彼は常にチームを助けることができる存在で
あると思います。フォーメーション的にもとても細かい修正ですが、3人のFWの選手。3人の中盤の選手といわゆる4-3-3のシステムでプレーするという
ことが私たちも練習でやってきたことですし、こういう形でのプレーは選手たちは実践できるレベルまで来ています。ですのでこのような交代にもしっかり対応
することができるのです」
Q:選手たちは勝ちたいし良いサッカーをしたいのはわかる。今日の後半の最後の15分というのはモチベーションの高さはすごかった。川崎Fがそうであるの
はわかるのですが、その背景は何かあるんでしょうか?
「多くの選手の頭の中で意識改革が行われました。そしてその結果が今日見せることができた本当の意味で一丸となったチームだと思います。私たちは常に将来
のことを考えて仕事をしてきました。そしてこのまま成長させていって、私たちのチームがとても長い期間に渡ってとても大きな成功を得ることができる。そし
て定期的に多くのことを勝ち取ることができる。チームに育っていきたいと思っています。ただしそのようなチームをつくり上げるためには多くのことを改革し
ていかなければなりませんでした。それが私たちが続けてきたものだったのです。
確かに私が日本に来て気づいたのは、多くの方がこのような改革の仕事を進めるに関して違う考えを持っているというい事です。とても多くの方が試合が終わっ
た時点で結果だけを見て、私たちのチームが勝利と書いてあれば、今日はすごく良かったねと満足して帰る方がいます。確かにそれも私は理解できます。ただ
し、そのような結果を長期的に残すためには、選手たちを成長させるプロセスが必要だということも、その背景にもあります。私たちは選手たちが成長している
という過程を手助けしています。そしてこのようなことに関してもとても大きな喜びを感じることが出来るのではないでしょうか。確かに私もとても大きな結果
を残したいと思っています。ただし、結果を残すためにはその過程が大切なのです。そしてその過程の大切さをさらに理解していただきたいです。
そして確かに質問をされた記者の方がおっしゃった通りだと思います。本当ならば私たちは今日の試合に勝っても、順位表で何かを勝ち取ることができるという
訳ではありません。それにもかかわらず、最後の30分。これだけチームが一丸となって戦う姿勢を見せたということはいかに私たちのチームの中がひとつにま
とまっているのか。そして素晴らしい姿勢をすべての人間が持っているからという事のひとつの証明になると思います」 - 【J1:第33節
川崎F vs 浦和】試合終了後の各選手コメント - 【J1:第33節 川崎F vs
浦和】レポート:主導権を握った時間帯に、それぞれ1点ずつを取り合った試合は1-1のドローで決着。川崎Fはホーム最終戦を勝利で飾ることができなかっ
た。
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