浦和レッズVS横浜F・マリノス
2010年5月8日(土)J1第11節 14:01分試合開始埼玉スタジアム2◯◯2
観客数:48,246人
気温:23.8度
芝状況:全面良芝乾燥
湿度:35%
天候:晴れ
風:弱風
主審:高山 啓義
副審:佐藤 秀明・抱山 公彦
2010年5月8日J1第11節 浦和レッズ VS 横浜F・マリノス戦ハイライト動画
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アシスト 柏木⇒ポンテ エジミウソン⇒細貝
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壮絶な得点の奪い合いを制したのは敵地に乗り込んだ横浜FMだった。開始早々に渡邉の強烈な一撃でリードを得たものの、その後は浦和に主導権を握られ、苦しい展開に。サイドを崩されて前半20分に柏木に同点弾を許すが、同44分に相手DFのミスを見逃さなかった兵藤のゴールで優位に立ったまま後半を迎える。CKから再び勝負を振り出しに戻されたが、山瀬の単独での突破から渡邉が決めて勢いに乗った敵を突き放す。その後はばん石の守りを披露し、連戦の最後を勝利で締めくくった。
- 【J1:第11節 浦和 vs 横浜FM】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント
フォルカーフィンケ監督(浦和):
「今日は敗戦を喫したということで、正装で来ました(笑)。今日の試合を話すのは簡単なことではありません。失点は自らミスを犯してことによって、相手にチャンスを与えて生まれたものだからです。今日の試合でチームを強く批判するのは簡単ではありません。多くの優れた形を実践していたからです。少なくとも3度、ポスト、あるいはバーに当てています。しかし、もっとも大きな不満は、私たちが押し込んで、私たちがゲームを組み立てていたのに、自分たちのミスによって2度失点をしてしまったことです。そして、2度追いつくことができました。そこまでは強い姿勢を見せることができていましたが、3度目の失点のあとはメンタル的にも追いつくことができませんでした」
Q:前半の35分くらいからエネルギー切れになり、そこから再び失点しているが、ハーフタイムでどのようなことを指示したのか?
「おっしゃる通りだったと思います。最初に失点してから追いつくまで、とても優れたサッカーをしていましたし、優れた運動量も見せていた。しかし、その分、前半最後の10分間は運動量が落ちてしまった。それは事実だと思いますし、私もベンチから見ていて同じことを思いました。しかし、それが大きな問題だったというわけではありません。なぜなら、今週に入ってから3度目の試合だったので、時間帯によってはテンポが落ちることはよくあることです。1-2からの失点の状況は運動量とか、勢いとか一切関係ありません。いくつかのミスが重なり合って生まれたものです。そしてハーフタイムのあと、私たちは勢いづいて素晴らしいサッカーをしていたと思います。2-2に追いつきましたし、3-2にできた感じでした。あの勢いが続いていれば逆転することは十分できたと思います。しかし、とても無駄な、信じられないミスをしてしまい、再びリードを許してしまいました。これから次の試合まで1週間あるので、精神面でもしっかりとした準備をしていきたい。清水戦では93分に失点したり、今日の試合で経験したことは非常に残念なものですし、多くの選手が悲しみを感じていることはよくわかります。今日は全員で悲しみたいが、明日以降は全員が優れた仕事をして、顔を上げて準備をしたい。私たちが展開していたサッカーの質は十分高いものでした、これは忘れてはなりません」
Q:今日の試合で2回リードされて、逆転の可能性もあったが、今日のポイントは交代して入った選手のパフォーマンスが全然ダメで、自分たちでサッカーを仕掛けていなかった。監督はどのように評価しているのか?
「私はその件に関して少し違う意見を持っています。確かに途中出場の選手が優れた形でいい影響を与えてほしいという願いはいつもあります。ただ、彼らに味方からいいボールが配給されなければいけません。私たちはなんとか追いつこうとしていましたが、途中出場の選手ではなくて、スタメンから出ている選手が疲れて運動量が減っていったという現象を見ることができました」
Q:田中達也がフル出場したが、印象は?
「全体的に見て優れた試合をしていたと思います。多くの人間はFWというのはゴールを決めないと優れた試合をしていないと考えるかもしれないが、ピッチ上の事実というのはまったく違います。彼はとても献身的だったし、チームに貢献していました。数ヶ月間に渡ってケガに苦しめられた箇所が完治しているということが、実際に確認できましたし、前回の試合で頭を強く打っていましたが、それに関しても何も問題ありませんでした。試合を通して彼は優れたプレーを見せていたと思います」
Q:失点の場面以外でもDFのつまらないミスでピンチを招いていたが、それは個人的なミスなのか、それと
もチームに問題があったのか。
「そのことに関して答えるのは簡単ではありません。私は日本に来て、ある経験をしました。それは日本では、ある選手について批判的なことを言うことができない環境にあるということです。一度でも選手のことについて、建設的な意味での批判をすると、すぐに一部の方は私が選手に責任転換をしていると書いてしまいます。確かに、絶対に起きてはならない、練習でも起きてはならないようなミスから失点が生まれてしまいました。これが通常の練習なら、私は大きな声で選手たちに指示を出していたでしょう。しかし、公の場でそれを語るのは気をつけたいと思います。この国には違うメンタリティが存在しているということです」
Q:あと1試合で中断に入るが、それはチームにとってプラスなのか?
「中断期間があるのはとても大きなプラスです。山田直輝、梅崎、それから今日の試合で途中出場したエスクデロなど、いい準備ができることになりますし、彼らはこのシーズンの中で貴重な戦力になると思います。これから中断期間があるのはいいことだと思います。建設的に使いたいと思います」 - 【J1:第11節 浦和 vs 横浜FM】木村和司監督(横浜FM)記者会見コメント
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