2010/05/30

2010年5月30日(日)ナビスコ杯B第5節 浦和レッズ対清水エスパルス ハイライト&試合データ

2010Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ 第5節

浦和レッズVS清水エスパルス

2010年5月30日(日)
15:03 試合開始 埼玉スタジアム2002

観客数:34,040人 気温:16.8度

芝状況:全面良芝乾燥 湿度:68% 天候:曇り 風: 弱風

主審:家本 政明 副審:名木 利幸・戸田 東吾

2010年5月30日(水)浦和レッズ対清水エスパルス戦ハイライト動画




浦和レッズ
0 0-0

0-1
1
清水
得点者 原 一樹(後半42分)


警告・退場 岩下 敬輔(後半3分)
14 シュート 12
5 GK 8
18 直接FK 17
3 間接FK 5
9 CK 7
04 オフサイド 3
0 PK 0





位置 No. s 選手名 先発/控え 位置 No. 選手名
GK 18 加藤 順大 先発 GK 21 西部 洋平
DF 5 サヌ DF 15 辻尾 真二
DF 6 山田 暢久 DF 5 岩下 敬輔
DF 4 1 スピラノビッチ DF 26 平岡 康裕
DF 35 宇賀神 友弥 DF 4 太田 宏介
MF 3 1 細貝 萌 MF 13 兵働 昭弘
MF 20 堀之内 聖 MF 16 本田 拓也
MF 8 2 柏木 陽介 MF 30 小野 伸二
MF 10 1 ポンテ FW 9 永井 雄一郎
FW 11 田中 達也 FW 18 ヨンセン
FW 17 7 エジミウソン FW 10 藤本 淳吾
GK 1 山岸 範宏 控え GK 31 武田 洋平
DF 12 堤 俊輔 DF 33 ボスナー
DF 14 平川 忠亮 DF 2 児玉 新
MF 13 鈴木 啓太 MF 7 伊東 輝悦
FW 15 2 エスクデロ セルヒオ MF 17 山本 真希
FW 24 原口 元気 FW 11 原 一樹
FW 16 高崎 寛之 FW 22 大前 元紀
フォルカー フィンケ
長谷川 健太



フォルカー・フィンケ監督コメント
「今日の試合についてコメントするのは、非常に難しいです。なぜならば、非常に長い時間帯にわたって、私たちのチームがとても優れたパフォーマンスを見せ
ていたからです。前回の山形戦のような試合内容でしたら、チームに対して批判的なことを言うことができます。しかし今日のような試合内容で、チームのこと
について批判的なことを、今ここで言いたくはありません。ピッチの上ですべての選手たちが勝利を収めたいと、そのために強い意志を発揮していましたし、そ
れを見ることもできたと思います。たくさんの得点チャンスも作りだしていました。今、私たちが行なっているチームの改革の途中で、今日のようなとても痛い
敗戦というのも起きることがあります。しかしだからといって今、チームを責めるわけにはいきません。なぜならば、すべての選手がとても優れたプレーを見せ
ていたからです。今の状況は、私たちの方にまったく幸運がないということもできるでしょう。
幸運を得るためには、そのためにハードな仕事をしなく
てはいけないわけですし、私たちが今の仕事をしっかりと続けていけば、再び、幸運の女神が自分たちに対して、微笑んでくれるのではないかと思っています。
先ほど申し上げたことの繰り返しになりますが、山形戦のパフォーマンスと内容に関しましては、たくさん批判することがありましたし、実際に私もそのような
ことをしました。しかし、今日の試合では、将来に向けての、とてもたくさんのポジティブな状況を見ることができたと思います。あのような形で、非常に悔し
い形で失点をしてしまいましたが、それでも、とても長い時間帯にわたって、センターバックの選手たちがとても優れたプレーを見せていました。そして今日の
4-3-3のフォーメーションの中で、私たちの選手が、長い間、それぞれのポジションで優れたプレーを見せていたと思います。
ですので、結果は本
当に残念なものでした。多くの外部の方々が私に対して、『日本では全員が結果しか見ない』ということをよく言ってきます。しかし、今日の試合内容がいかに
よかったか、ということはこのスタジアムを訪れた観客の皆さんにもご覧にいただけたことだと思います」


【質疑応答】
(今日のこの
試合、両チーム、絶対に勝たなければいけないゲームで、いろいろとリスクにチャレンジしなければいけない状況だったと思うのですが?)
「まず堀之
内の交代についてですが、堀之内は今日、とても優れたプレーを見せていました。しかし、ふくらはぎをつったということもありまして、彼をすぐ交代しなくて
はいけなかったのです。そして、この状況で、私はどのような交代をすべきか考えました。本当ならばここで、とても大きなリスクを冒して、ボランチの位置
に、ロブソン・ポンテもしくは柏木を戻して、新たな攻撃の選手を投入するということもできました。
しかし、その時間帯、私たちはとてもたくさんの
得点チャンスを作りだしていましたし、攻撃の選手が、とてもいい形で共同作業をしながらチャンスを作りだしていたので、攻撃の選手は代えたくないと思った
のです。ですので、堀之内の代わりに同じ守備的MFの鈴木啓太を投入したわけです。この時点でとても大きなリスクを冒すということもできましたが、攻撃が
とてもいい状態で、いい時間帯が続いていましたので、私はさらに大きなリスクを冒すということはしないで、同じポジションの選手を起用しようと考えまし
た。

確かに、現状では私たちには、とても小さな幸運というのがなかなか巡ってきません。今日の試合だけでも、たくさんそのようなシーン
がありました。例えばエスクデロのシュートがポストに当たったときもそうですし、田中達也に対してのファウルのときもそうです。どうも現時点では私たちに
対して、そのような幸運は与えられないようです。しかし、今、チーム全体として正しい道を進んでいることは事実ですし、今、とてもいい形でチームが成長し
ているということは皆さんもご覧になってお分かりだと思います。今日の試合に関しては本当に優れたパフォーマンスと内容を見せていました。
私個人
的には、今日の試合からポジティブな印象を得ることができました。確かに結果に関しては非常に悔しいです。しかしパフォーマンスの質が高かったということ
は認めなくてはいけませんし、私たちはこれからJリーグでの22試合に向けて準備をしていかなくてはなりません。しっかりと準備をして、最後の22試合で
優れた試合内容、そして優れた結果というのを同時に実践していきたいと思っています。

私は、次のJリーグでのホームでのエスパルス戦を
とても楽しみにしています。私たちは2試合続けて清水エスパルスを相手にとても優れたサッカーを展開しました。そして私たちの方が優れた質の高いサッカー
を展開したにもかかわらず、最後の最後にあのような形で2度、敗戦を喫しているわけです。ですので、今、とても大きな怒りを感じている状態ですし、私は正
直なところ、次のJリーグでのホームでの試合をとても楽しみにしています。なぜなら、今回私たちが経験したことを次の試合で必ず、彼らに対して、ぶつけた
いと考えているからです」

(田中達也選手の状態は?)
「あまりことを大げさにしたくありません。ただし、現実としては膝の上の
ところにとても大きなケガのあとがあって、皮膚がはがれてしまって肉が見えています。そしてそこに少し深めの穴があいている状態です。このような状態で、
彼は今すぐ治療を受けなくてはいけない状況です。にも関わらず、フリーキックもありませんでしたし、イエローカードも出ませんでした。ただし、私がこの国
に来て学んだのは、審判については一切、何も言ってはならないということです」

(確認したいんですが、ねじったとかそういう関節系のも
のではないんですね)
「そういうケガでは一切ありません。膝の少し上の筋肉のところにケガをしてしまって、完全に皮膚がはがれてしまって、筋肉が
損傷しています」

(勝利のために幸運が少し足りないという表現をここ数試合されていますが、勝利を手にするためには何か、一つのきっか
けで変わるような位置まで来ているのか、それとももう少し練習をやっていかないといけないのか、監督の考えは?)
「私たちが昨年始めたこのプレー
スタイルの転換に関しましては今、とてもいいところまで来ていると思います。そして私たちの今までのプレーの質、内容ということを考えれば、Jリーグでも
現時点で2ポイントもしくは3ポイント、足りない状態です。しかし、それでも私たちは現時点で、Jリーグで上位の方についていますし、まだJリーグで22
試合あるわけですが、私たちの一つの目標というのは、残り5試合の時点で、さまざまな権利が与えられるところで、上位での競争に参加できる位置にいたいと
いうことです」

(清水エスパルスに2回続けて負けて怒りを感じているというと言われましたが、その怒りというのは何に対して怒っている
のですか?)
「私は、サッカーを見るのがとても好きです。そして、優れたパフォーマンスがしっかりとした形で結果に表れないと私はとても残念に思
います。しかも、今回の2試合に関していえば、まずアウェイでの清水エスパルス戦では94分に失点を食らって勝ち点を失っているわけですし、今日の試合で
も87分にゴールを決められて敗戦を喫することになったわけです。
しかし、どちらの試合でも私たちの方が、たくさん得点チャンスを作りだしていま
したし、私たちの方が優れたサッカーを展開していました。このような、私たちのパフォーマンスの方が優れていたという事実があったからこそ、ここで大きな
怒りを感じるのも自然な反応だと思います」

(サッカーの神様に怒っているということですか?)
「そういうわけではありません。
私はサッカーの神様に怒りを感じているわけではありません。今、この質問を受けたということはたぶん、私とあなたの、サッカーについての見方が違うので
しょう。あなたは、サッカーの結果しか見ることができないわけです。しかし私自身は、チームとしての成長、そしてプレーの質も見ています。そこの違いとい
うのがあるのではないでしょうか。これは何かひどいことである、というわけではありません。私たちのサッカーについての見方が違うということはよくあるこ
とです。これは当たり前のことです」

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